日常生活7
な、何でスリバンまでいるのよ!
何でその女ばかり守っているのよ!
メヒ、勘違いをしているようなので、言っておく。某、チェ、ヨンの妻はただ1人!イムジャしか居らぬ!ユ、ウンスだけなのだ。イムジャ危害を企てるというのであれば、メヒとて、赦さぬ!
メヒを捕らえよ!
都に着いたら沙汰を下す!
ヨン、ウンスはヨンの背中に抱きつきた。
ヨンは、抱きしめ気付いた!顔も真っ青になり全身震えが止まらない事に!
テマン!今すぐ兵舎に戻り人払いを徹底せよ!
チュンソク!しばらくイムジャの護衛はスリバンを除き、俺、チュンソク、トルベ、チュソク、チュモ、トクマン、テマンに任せる。他のものは一切俺の部屋に近づくな!徹底させよ!
いぇ、大護軍!
イムジャ、兵士に俺の部屋に帰りましょう。
ゆっくり休んで、ゆっくり話して下さい。
うん。ヨン、抱いててくれる?あと、テマン君チフさん、出来ればムガクシのダミとサンミが居てほしいの。
ムガクシは、叔母上に聞いてみる。
ひとまず、帰ろう?
ヨン、帰ろう。連れてってくれる?
兵舎にて、一先ずトルベ、テマン護衛につけ!
チュンソク、帰還の人選を任せる!
イムジャ、今日は桶で我慢して下さい。明日には風呂に入れる手筈をつけます。
ヨン、わかったわ。でも、着替えがないわ。
んん!俺のを使ってください。
わかったわ。ヨン。近くにいてくれるんでしょ
はい。3歩離れては御守りできませんので。ずっと傍におります。
大護軍!人払いできました。
湯もお部屋に準備しておきました。い、医仙様のお着替えも一緒に。
テマン、ご苦労。
さぁ、イムジャ参りましょう。
うん。テマン君ありがとうね。
ウンスは、ヨンの腕が離せずにいたがテマン達には心を許しているような笑顔を向けていた。
その頃のメヒー
ウダルチによって牢へ連れて行かれたメヒは怒りで我を忘れていた。
なんで、なんで、なんで!
ヨンは、私のものよ!あの女がヨンの妻だなんておかしいわ!殺してやる!
気配を殺し、メヒのいる牢へムン、チフは近づいて行った。
メヒ、まだそんな事を言っているのか。
ヨンは、最初から天女しか見ておらぬぞ。
もし、天女に害を成す事があれば、ヨンは迷いなくお前を殺すだろう。一切の迷いなくな。
師父、そんな事ありません。
ヨンが私を殺すなど!あの女がヨンを誑かしているんです。私がヨンを護らなければ!
だから、早く出してください!
それは、無理だ!
出したら天女を殺すのだろ。それに天女の護衛にはスリバンをはじめ、ウダルチの精鋭が付いている。もちろんヨンもがな。
う、嘘よ!
だって、ヨンは私を私だけを護るって。私を愛してるって。
メヒ。お前はヨンに対して何を期待した?
ヨンを愛したか?
違う。お前は、ヨンを利用した。愛していたわけない。ヨンの財産、容姿、家柄だけを見ていた。だからヨン以外にも男を作った。
ヨンは全てを知っている。だからメヒに見限った。天女だけは違った。ヨン自身を知り、命がけでヨンを、護り愛した。そんな天女だからこそヨンも心を委ねた。お前は最初から天女の足もとにも及ばないのだよ。
師父、私はヨンを愛してます!
あんな女よりも!師父も騙されているんです!
メヒ、残念だ。
ムン、チフは、頭を振りながら牢から出て行った。娘のように可愛い子だったが、今となっては罪人となる。一切の慈悲を感じずに冷たい目線を向けた。
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