日常生活
ウンスが高麗へ天門をくぐり戻ってきた事はすぐにチュンソクが王様へと早馬を飛ばした。
その頃のヨンとウンス
ねぇ、ヨン。
私はこれから、ヨンとずっと一緒にいる!
いいでしょ?
イムジャ、生涯ずっと離れませぬ。
来世でも、私達は一つだ!
兵舎のヨンの部屋に戻ってきた2人は、寝台の上で抱きしめあっていた。まるで今までの隙間を塞ぐように。
コンコン。
ヨン、いるの?メヒよ。
入るわね。
メヒは、4年間ヨンにくっついていた。まるで正妻かの如く威張っていた。もちろん王様や王妃、叔母上、ウダルチ、テマンなどウンスを知る者は相手にもしていない。
ヨンにいたっては、空気かのようにまったく相手にしていなかった。
メヒ、イムジャが帰ってきた。
俺の横にいるのは、未来永劫イムジャだけ。
そう言うと、ウンスに深い口付けをした。
ウンスは突然の事で驚いたが、直ぐにヨンの首に手を回して口付けに酔いしれた。
医、医仙様、なのですか?
何故、戻ってきたのですか?戻ってこなければヨンは私のなのに。
メヒは、顔を歪めながらウンスを睨みつけた。
メヒさん、私はヨンだけを想って帰ってきた。何もかもを置いてきた。ヨンが私の生きる全て
メヒの顔を真っ直ぐに見て答えたウンス。
ヨンは、目尻を下げながら聞いていた。
ウンスが、俺が生きる全てだと。俺もイムジャが生きる全てだと、同じ気持ちだと。
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