日常生活10
1年間の話をしたウンスは、ヨンの腕の中で微睡んでいた。
ヨン、私言ってない事があるの。
ヨンには、隠し事はしたくないから。
ウンスは、ヨンの胸に顔を埋めたまま微かに震えながらも言った。
イムジャ、話して下さい。どんな事も。
ヨンはウンスを優しく抱きしめた。
ヨン。私は犯された時にある薬を飲んでたの。
その薬は、天界にある薬。赤ちゃんを妊娠出来なくする薬。だから、確実では無いけど。
イムジャ。イムジャは懐妊出来なくなったのですか?
違うわ。一時的にしただけ。ある程度飲んで懐妊を回避したの。無意識にだけから、あと1週間ぐらい飲めば大丈夫よ。だからヨンとの赤ちゃんは出来るはず。ただ1週間は赤ちゃんは出来ないわ。
その薬はイムジャに害は無いのか?負担は?
ふふっ。大丈夫よ。天界では妊娠したくない女性が飲んでる薬なの。
私も、ヨンとの赤ちゃんは絶対に欲しいわ。
だから、無意識に飲んだわ。
ありがとう。イムジャ。
イムジャ、今日から兵舎でお過ごし下さい。
護衛には、ウダルチの者、テマンが就きます。
叔母上もスリバンもいます。
ヨンは?ヨンはいないの?
俺は、帰還の準備で昼間は。ですが夜は必ず帰ってきます。飯は必ず一緒に食べましょう。
王妃様も王様も待ってます。
ありがとう😊ヨン。大好き。
ヨンはウンスの顔を両手で包み、優しいキスを何度も繰り返した。そしてウンスの身体を自分で包み隠すように抱きしめ眠りについた。
翌朝。まだ薄暗い中ヨンが目を覚ました。
腕の中には安心しきったウンスが眠っている。
ヨンは丹田の気が、満ちている事に気づいた。
イムジャ、貴方は不思議な方だ。運気調息をしなければならぬ事を簡単にしてしまう。
ヨンは、ウンスの額にくちづをするとまた目を閉じた。
しばらくして、ウンスが目を覚ました。
ヨンに抱きしめられている事に気づき、帰ってきた事を実感した。
イムジャ、目が覚めましたか?
ヨン、おはよう😃
身体は、大丈夫ですか?
朝餉は、ここに運ばせますので。食べたら風呂に参りましょう。
本当?いいの?
誰が一緒に来てくれるの?出来れば叔母様が一緒だと嬉しいのだけれど。
護衛には、俺とテマン、チュソク、トルベが就きます。叔母上も一緒です。
ありがとう。ヨン。
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